一戸建て購入のポイント

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2.火災保険の補償内容は?

火災保険の[建物]と[家財]の補償範囲
建物
補償対象 建物、基礎工事、門、へい、畳建具、造作、物置、自家用車専用車庫など
家財
補償対象 建物内部に収容される物品(家具・家電・書籍・衣類・CD・DVDなど)
※ただし宝石・貴金属・骨董品等で30万円を超えるものは「明記物件」として別途申請

火災保険には、 住宅の構造部分である「建物」にかける補償 と、 住宅内部に収容される「家財」にかける補償があります。契約時は、火災保険を「建物」にかけるか、「家財」にかけるか、あるいは「建物」と「家財」の両方にかけるかを選択します。
複数の補償がセットになったパッケージ型の火災保険では、原則として「建物」と「家財」の補償内容は同じ。一方、自分で補償を選ぶカスタマイズ型の火災保険の場合は、「建物」と「家財」のそれぞれについて補償を選択します。

「建物」に必要な補償と、「家財」に必要な補償は異なる

火災保険の補償を選ぶ際に注意したいのは、「建物」にとって必要でも「家財」には必ずしも必要でない補償がある点です

たとえば、台風や大雪などの被害は「風災(風災・ひょう災・雪災)」の補償でカバーすることができますが、一般的な台風・大雪によって家財に被害が及ぶケースは決して多くありません。もともと台風や降雪の少ない地域であれば、建物には念のため「風災」の補償をかけたとしても、家財の「風災」ははずして良い場合もあるでしょう。

住宅を取り巻くリスクを洗い出そう」でも解説した通り、不要な補償をはずせば、そのぶん火災保険料は抑えることができます。必要な補償と不必要な補償を見極める際には、その補償が「建物」と「家財」のどちらにも必要か、あるいは「建物」にのみ必要で「家財」にはなくても良いのか(あるいはその逆か)も考えてみましょう。
「建物」と「家財」で必要な補償が異なる場合は、オールインワン型よりもカスタマイズ型の火災保険のほうが保険料の節約効果は高くなります

火災保険のおもな補償内容
リスクの種類 補償内容 補償の対象となる損害
火災リスク 火災・落雷・破裂・爆発 失火・放火・隣家からの飛び火、落雷、ガス爆発などによる損害、消火活動に伴う放水などで受けた損害
風災リスク 風災・ひょう災・雪災 台風、旋風、暴風、暴風雨、竜巻、ひょう、豪雪、なだれ等で受けた損害
水災リスク 水災 台風や暴風雨などが原因でおこる洪水・高潮・土砂崩れ等で受けた損害
※保険会社により支払規定が異なる。「損害額が再調達価額の30%以上となった場合」「床上浸水を被った場合」など
その他のリスク
…保険会社により区分の方法が異なる
盗難 強盗、窃盗、またはこれらの未遂により盗取、(物理的な)損傷、汚損を受けた場合
水濡れ 給排水管設備の事故、他人の戸室で生じた事故等で受けた損害
物体の落下・飛来・
衝突・倒壊
建物外部からの物体の飛来、落下、衝突(車の飛び込み等)で受けた損害
騒じょう・労働争議 デモなどの騒じょう等に伴う破壊行為で受けた損害
破損・汚損 上記以外の不測かつ突発的な事故で受けた損害
諸費用(費用保険金) 臨時費用、失火見舞費用、地震火災費用、水道管凍結修理費用など。火災・風災・水災・水濡れ等の損害保険金が出る場合に、宿泊先確保等の臨時出費に充当できる一時金
※「地震火災費用」は保険会社により支払規定が異なる。「地震を原因とする火災で建物が半焼以上(家財は全焼)となった場合」など

Check!セゾン自動車火災保険 じぶんでえらべる火災保険

セゾン自動車火災保険・画像

基本補償(火災、落雷、破裂・爆発)以外のすべての補償を自由に付け外しできるカスタマイズ型の火災保険。「建物」と「家財」の両方で補償をカスタマイズできるため、不要な補償をはずすことで火災保険料を抑えることができる。ホームページ上で保険料の見積もりが可能。

Pick up! 高額な家財に注意!火災保険の明記物件とは?

宝石や絵画といった高額な美術品は、家財の中でも「明記物件」と呼ばれる特殊な物品に当たります。明記物件は契約時に申告することで保険証券に記載(明記)され、盗難時や損害時に補償されます。記載がない場合は補償の対象外となるため、明記物件に相当するものがある場合は注意が必要です。

明記部件に当たる物

  • 貴金属、宝玉および宝石ならびに書画、骨董、彫刻物その他の美術品で、1個または1組の価額が30万円を超えるもの
  • 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これに類するもの

なお、明記物件は100万円までの物品を対象としている場合が多いため、これを超える価格の家財については、火災保険ではなく専用の保険(動産総合保険など)を利用するのがおすすめです。

3.保険金額の決め方は?

火災保険の保険金額は、保険会社が試算した建物の評価額を元に決めることが一般的です。評価額の上限・下限の範囲内であれば、契約者がある程度自由に保険金額を決められる火災保険も増えています。

建物の保険金額の決め方

建売や注文住宅であれば、購入時や建築時にかかった費用。中古住宅などで建築費用が不明な場合は、延床面積や、柱の構造、使われている建材等によって保険金額の上限・下限が決まる。

【注意!】増築などの大規模なリフォーム(リノベーション)をした場合は、リフォームの前と後で建物の評価額が変わることが多いため、保険金額を見直す必要がある。長期契約の場合は保険期間中でも保険金額の増減が可能。

家財の保険金額の決め方

住居者の年齢や家族構成をもとに保険会社が用意している目安表から選ぶことが多い。契約後も保険金額の増減が可能。家財や家族構成の変化に合わせて3~5年で見直すのが良いとされる。

一昔前の火災保険は、保険金を時価払いとしていたため、同じ建物や家財でも時間とともに支払われる保険金の上限額が下がっていきました。
現在は、ほとんどの火災保険が新価払いに対応しています。新価払いとは、再び同じ住宅を建てる場合に必要な価額(再調達価額)で保険金を支払う方式で、物価の急激な上昇や下落さえなければ、契約時に設定した保険金額がそのまま支払われます。
現在加入中の火災保険が時価払いの場合は、新価払いの火災保険に乗り換えることで、万一の火災時にも建て替えに必要な資金を確保することができます

おもな火災保険を比較
  セゾン自動車火災保険
じぶんでえらべる火災保険
損保ジャパン
ほ~むジャパン
  セゾン自動車火災保険「じぶんでえらべる火災保険」・画像 損保ジャパン「ほ~むジャパン」・画像
特徴 セゾン自動車火災保険のカスタマイズ型の火災保険。基本補償以外の補償を自由に組み合わせることができる。オンラインで保険料の試算ができ、保険料の内訳もわかるなど透明性が高い 損保ジャパンのパッケージ型の火災保険。一戸建て向けには全4プランを提供している。免責額(自己負担額)を少なくしたい場合は、フルセットタイプのプランを選択する必要がある
建物評価額[新価額]
※専有面積90平方
メートルの場合
1,830万円 1,520万円
家財評価額[新価額]
※夫婦(30歳)+子供1人の場合
830万円 770万円
火災保険料*
(プラン名)
117,810円[10年間一括払]
(建物・家財とも基本補償のみ)
391,010円[10年間一括払]
(ベーシックⅠ型・水災あり)
補償内容
※上記の火災保険料
(プラン)時の内容
  • 火災、落雷、破裂・爆発
【自動付帯】
  • 残存物取片づけ費用(火災)
  • 損害防止費用(火災)
  • 火災、落雷、破裂・爆発
  • 風災、雹(ひょう)災、雪災
  • 水濡れ
  • 水災
  • 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
  • 騒擾(そうじょう)
  • 盗難
  • 破損、汚損等
【自動付帯】
  • 損害防止費用
  • 地震火災費用
  • 残存物取片づけ費用
  • 水道管修理費用
保険料の
クレジットカード払い
○
※一括払い(もしくは年払の初年、月払いの初回)、かつクレジットカード名義が契約者本人・配偶者・契約者親族のいずれか
○
※一括払、かつクレジットカード名義が保険契約者と同一
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*保険料の試算条件
所在地 神奈川県横浜市 特約・
オプション
原則なし
※自動付帯の補償は表内に記載
築年数 10年
専有面積 90平方メートル 地震保険 なし
家族構成 夫婦(30歳)+子供1人 保険期間 10年間(建物・家財とも)
建物構造 H構造(木造在来工法) 保険料払込方法 一括払い
屋根 厚型スレート板(セメント系) 建物評価額 上記条件での各保険会社基準に準じる
免責金額(自己負担額) 0円(建物・家財とも) 家財評価額

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